夏の水分補給、本当にスポーツドリンクで大丈夫?『ペットボトル症候群』をご存じですか?

医療コラム

こんにちは、二木医院の二木です。

今年も暑い季節がやってきました。

熱中症予防のために、「こまめに水分補給をしましょう」と耳にする機会が増えています。とても大切なことですが、その一方で、少し気を付けていただきたい飲み物があります。

それが、スポーツドリンクや甘い清涼飲料水です。

「体に良さそうだから」「熱中症予防になるから」と毎日のように飲んでいる方もいらっしゃいますが、飲み方によっては、血糖値が大きく上がってしまうことがあります。

特に、もともと糖尿病がある方や、まだ気付いていない糖尿病予備群の方では、「ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)」と呼ばれる重い状態になることもあります。

今日は、夏の水分補給で気を付けたいポイントについてお話しします。

なぜスポーツドリンクに注意が必要なのでしょうか

スポーツドリンクには、水分や電解質だけでなく、エネルギー補給のための糖分も含まれています。

500mLあたり 約25〜35gの糖質(角砂糖約7〜9個分)が含まれている商品もあります。

運動中や大量に汗をかいた後には役立つ飲み物ですが、日常生活で何本も飲み続けると、知らないうちに多くの糖分を摂取してしまいます。

このような症状はありませんか

・のどが異常に渇く

・水分をたくさん飲んでしまう

・トイレが近い

・体重が減ってきた

・だるさが続く

「暑さのせい」と思っていた症状が、糖尿病のサインであることもあります。

水分補給は何を飲めばよいのでしょうか

普段の水分補給であれば、水や麦茶、無糖のお茶がおすすめです。

スポーツドリンクは、長時間の運動や屋外での作業など、大量の汗をかいたときには有効です。一方で、日常生活で何本も飲む必要はありません。

「普段は水やお茶、たくさん汗をかいたときだけスポーツドリンク」を目安にするとよいでしょう。

院長からのメッセージ 

暑い夏は、熱中症予防と糖分の摂り過ぎ、その両方に気を配ることが大切です。

のどの渇きや健康診断で血糖値が気になった方は、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

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